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スズキ超音波製品ご利用事例

超音波カッター

スズキ超音波カッターSUW30シリーズのオプション「M型ホーン・リペアハンドピース」で様々な溶着を試してみました。

スズキ超音波カッターSUW30シリーズのオプション「M型ホーン・リペアハンドピース」で様々な溶着を試してみました。
対象素材
使用機器 超音波カッター【SUW-30CT】

スズキ超音波カッター SUW30シリーズにはオプションで「M型ホーン」「SR型ホーン」や「リペアハンドピース」というものが

用意されており、簡易な溶着もできるようになっています。 今回はM型ホーンを使った溶着方法を試してみました。

これらは本体に付属する純正ハンドピースをコネクターから外し代わりに取付けます。

M型ホーン・SR型ホーンにはフットスイッチが標準装備です。

今回使用するM型ホーンは、先端の厚みは約0.8mm、幅約3mmでマイナスドライバーのような形状(写真左)になっており、

1秒に約4万回の超音波振動が発生します。その振動により熱可塑性樹脂に押し当てるとリペアハンドピース先端と樹脂との間に

摩擦熱が発生し樹脂を溶かしはじめます。(写真右)

 rep_h.jpg  

 

◇ まずは原点である板金加工工場で用いる場合を想定しバンパー(PP , 厚み約3mm)を用意、平面を補修する様子を紹介します。

 あらかじめ切れ目を入れたバンパーの裏側にハンドピースを当て、発振させると写真右のように樹脂が溶けていきます。

 rep_p1.jpg

 これだけでは樹脂の表面のみ溶かしただけなので強度が出ません。 そこで樹脂の破材で補強することを目的に超音波カッターを使用して切り出します。

 SUW30CTにて切り出しの様子  切り出した破材を溶着部に載せ(写真中)破材の上からさらに溶着させ補強します。

 rep_p2.jpg

 これでも不安でしたら別途オプションである(リペアハンドピースには付属)リペアクロスを載せ、クロスの網目に樹脂を充填していきます。

 見栄えは悪いですが、強力に補強が可能です。完成した溶着部裏側です。(写真中) 樹脂の表面の傷は板金塗装の

 要領でパテ埋めし仕上げます。(写真右)

 rep_p3jpg.jpg

 【動画】リペアハンドピースによるステー補強の様子はこちらからご覧ください。

     ⇒  https://suzuki-ultrasonic.com/case/cutter/_suw-30/

 

板金工場用途以外にもこれらのオプションハンドピースは簡易的な溶着に利用可能です。

〇 ナイロン系繊維のポイント溶着 (わずかな溶着面積で溶着可能です。)

 rep_n.jpg

〇 ポリプロピレン樹脂に凹みを付け紐を通す溝を作る。

 rep_m.jpg

〇 0.05mmの不織布を6枚重ね連続ポイント溶着(先端角部を使用します。)

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〇 マスク等の不織布の端面を纏めポイント溶着(写真中の接着部分です)

 rep_f2.jpg

〇 エラストマーの連続ポイント溶着(定規に沿って溶着させました。)

 rep_e.jpg

 

〇 今回は一例ですが、スズキ超音波カッターSUW30シリーズは、どのタイプもアンプが共通ですので、ハンドピースのみ

 「M型・SR型、リペアハンドピース」に付け替える事によって、簡易的な溶着も可能です。 お試しください。

  ご注意:あくまで簡易的な溶着ですのでより本格的な溶着にご使用の場合は、スズキ超音波溶着機ををご利用ください。

お問い合わせは、スズキマリン産業機器課 053-440-2303 へ メールでのお問い合わせはこちらのフォームより

 

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