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スズキ超音波製品ご利用事例

小型超音波溶着機

小型超音波溶着機「AUH30CW」を使って熱可塑性樹脂をカシメて異素材を留める

小型超音波溶着機「AUH30CW」を使って熱可塑性樹脂をカシメて異素材を留める
対象素材 ポリスチレン(PS), アクリル
使用機器 小型超音波溶着機【AUH30CW】

溶着機を使ったカシメ溶着は様々な業界で使われていますが、小型精密部品の組み立ても例外ではありません。

今回はスズキ小型超音波溶着機AUH30CWを購入した時点で付属している機器を使用しカシメ溶着をしてみました。

まずは、AUH30CWの標準セットをご覧下さい。

AUH30CW_340.jpg◇ AUH30CW 付属品

 ・ 本体 (発振器 AMP)

 ・ ハンドピース(手持ち部分 Φ38 アルミ合金)

 ・ 標準ホーン(チタン製 Φ7.5 × Φ3.8 × 41L )

     (標準ホーンとは、左画像でハンドピース先端に取付く部分です)

 

 

 

 

〇 カシメ加工の一例です。

ポリスチレンのベースにアクリル製のΦ3mmのボスを立て、M4のシーリングワッシャーをカシメ溶着で留めます。

sw_1_600_250.jpg

ハンドピースに取付いているホーンをボスの位置に合わせます。

ハンドピース後端にあるボタンを押します。溶着時間は約0.4秒です。

溶着時、溶着個所周辺は熱くなりますので手を触れないようにしてください。

sw_2_600_250.jpg

シーリングワッシャー凹部にボスが溶け出しカシメ作業が完了します。

カシメ後の画像 (標準ホーンを使用時)

sw_3_600_250.jpg

標準ホーンでのカシメ作業はΦ2~3mmのボス径が丁度良いようです。

カシメ部の形状はご希望の形状に合わせ特殊ホーンを製作するすることで対応が可能です。

kasime_horn.jpg

 

※ 特殊ホーンを設計する場合

 ボス(黒色部)の凸部分の体積と溶着後の形状を計算し

 適切なホーンの凹形状を設計します。 

注) ボスの体積が少ない場合にはご希望の形状にならず、

      カシメが有効に作用しないことがあります。

 

 

〇 M3 × 厚み0.05mm のワッシャーをカシメてみました。(標準ホーンを使用)

w_600_200.jpg

 

〇 額用付属金具(吊り下げ用金具)も同様に

kw_600_250.jpg

 

以上のように溶着は一般的に同一の熱可塑性樹脂同士が最も強力に溶着することができます。

したがって同じ素材をカシメることは勿論、金属を留める場合もボルトやリベットより安価に簡単確実に留める事が可能です。

 

※ 上記は社内での参考データです。 実際の溶着状況はデモ機をご利用いだきご確認願います。

  スズキ超音波機器ご利用の際は、製品に付属する取扱説明書をよくお読みいただいた上でご利用下さい。

 ご不明な点はスズキマリン産業機器窓口 053-440-2306 までお気軽にお問い合わせ下さい。 お問い合わせフォームこちらから

 

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